理事長所信
Chief director belief
所信
理事長 平井 伸幸
2008年大府青年会議所
はじめに
大府青年会議所は1975年に全国で599番目の青年会議所として産声をあげ、 「明るい豊かな社会の実現」に向け、青年としての英知と勇気と情熱を持ってJC運動を実践してきました。 この精神は先輩諸兄の熱い想いと高い志によって、今日に至るまで脈々と受け継がれてきました。 そして、来年度に35周年を控え、今一度私たちの足元を見つめ直し会員の資質向上に目を向けるとともに、 私たちも歴史に更なる1ページを刻む一人として、 このまちを次代につなぐ責任を自覚し、若き情熱と行動力を持って明るい豊かなまちづくりに挑戦していきます。
私たちがJC活動を行うとき、そのプロセスは決して平坦な道ばかりではなく、 様々な試練が待ち受けていることもあります。 そんな時の心構えを、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」の一節に求めます。
「ほんとうにどんなつらいことでも それがただしいみちを進む中でのできごとなら 峠の上りも下りも みんなほんとうの幸福に近づく一あしずつです」
すべてを前向きに受け止めれば、私たちに起こり得る幾多の困難も、 自らを成長させるためのプログラムのひとつだと感じられるはずです。 目的意識をはっきりと持ち、しっかりと前を見据えて進めば、 その結果や評価にとらわれることなく、自分自身の成長が実感できると確信します。 私たちはそんな試練に立ち向かう時、時には悲観的になることがありますが、 そんな時こそ楽観的に立ち向かう心構えが必要です。 「やればできる」と自分を信じる強い心を常に持ち、自己の成長に対する貪欲さを忘れてはいけません。 私たちは自己実現のために果敢に挑戦し続けるJAYCEEなのです。
私たちが質の高い事業の実現や大きな目標に向かって挑戦する中で、立ちはだかる困難を克服し、 それを成し遂げた時の達成感や言い様の無い感動と、そこに至るプロセスから生まれる自らの成長や自信は、 また次の挑戦への原動力となります。それが「挑戦と成長のサイクル」であると考えます。 このサイクルを自分のものにすれば、自らを超えながら一足ずつ成長し続け、輝き続けることができるのです。 そして、自らを成長させることが、企業や家族や地域の子どもたちにとって、 そしてこのまちにとって必ずや役立ち、価値のあることと確信します。
魅力あるLOMをめざして
昨今の大府JCは、LOMの活気や団結力で輝いていると言われています。 しかしその一方で、入会3年未満のメンバーが約6割と若いメンバーが会員構成の中心となっている中で、 LOM内での意識格差が生まれているように感じます。その格差を埋めるためには、 有意義で充実した委員会運営や魅力的な事業展開を進め、事業の意義をしっかり伝えることで事業への参画意識の徹底を図るとともに、 会員相互の人間関係の構築が重要だと考えます。 それには、活気と団結力を生む交流事業を行うことや、メンバーが一丸となって取り組み、 感動を分かち合える事業を行うことが必要です。
私たちは企業人、家庭人として、子どもたちを育成する上で、組織を運営する上で、 会員拡大を進める上で、あらゆる場面において、常にリーダーシップを求められる存在です。 故に指導力開発はJC運動の欠かせないテーマとして掲げられています。 私たちは社会から求められる役割や責任を自覚し、優れたリーダーシップを身につける必要があります。 そして、JCメンバーがまず、地域をリードする人材として常に学び、資質向上のために努力する必要があります。
それとともに、会員拡大はJCにとって欠かすことのできない活動として、重きを置いて取り組んでいく必要があります。 会員拡大には三つの意義が含まれています。ひとつ目は言うまでもなく、40歳定年制がある故のLOMの存続をかけた 活動であり、ふたつ目は、まちづくりに寄与する青年をひとりでも多く増やすための活動です。 そして最後に、地域の多くの青年に挑戦と成長のチャンスを提供する活動であることです。 会員拡大は組織のためだけにあらず、まちづくりへの更なる貢献と、入会されるその人のためでもあるのです。 JCに出会えた喜びを私たちだけのものにせず、多くの青年に伝えていくことが私たちの使命です。 全委員会へ向けて会員拡大の重要性の認識と意識付けを徹底し、メンバー全員で拡大に取り組んでいきます。
私たちの資質を向上し、仲間を増やし、活気と団結力を高めることで、更にLOMの魅力を増し、存在感のあるLOMを目指します。
次代のための「地育」をめざして
道徳心や公共心の欠如など、子どもたちの心の問題が叫ばれる中で、私たち大人は子どもたちを 取り巻く環境をつくっている責任を負わなければなりません。 「家庭で育み、学校で学び、地域で磨く」、それぞれが役割を自覚し連携を取りながら、地域が 一体となって子どもたちを健全に育てていく「地育」活動が必要です。 その活動の中で、同時に私たち大人も多くを学び成長することができる「共育」にも繋がることを期待します。
また、子どもたちは物質的に豊かで特に不自由もない暮らしの中で、何かに向かって頑張ることを必要としなくなっています。 子どもたちは溢れんばかりの夢と、生きることへの希望を持つべき存在です。子どもたちには「挑戦と成長のサイクル」の中で、 「やればできる」という自信や、自立心や主体性を養い、勇気を持って課題や困難に挑戦する強い心を育むことが必要と考えます。 そしてそれが、笑顔と優しさがあふれ、皆が夢や希望を持って生き生きと輝き、活気がみなぎるまちをつくることに繋がると考えます。
地域にとって価値あるJCをめざして
大府JCはこれまでの歴史の中で、地域に役立ち地域に誇れる数々の事業を行ってきました。 しかし、社会一般にとっての大府青年会議所の認知度は依然低く、また青年会議所=JCで あることもつながっていないように感じます。 地域に向けて開かれた事業、地域にとって有意義で役立つ事業、つまりは公益性の高い事業 を更に積極的に展開することが必要です。 また、これまでに培った市民ボランティアのネットワークを更に広げることや、他団体や地 域の方々と共に活動する中で、大府JCへの理解者や支持者をひとりずつ増やしていくこと が、地域における大府JCの存在価値を高めることにつながると考えます。
その上で、私たちの活動を対外に広く発信する広報活動の役割は大きいと考えます。 より積極的にメディアを活用し、計画的かつ戦略的な広報活動を展開し、大府JCをより地域 の方々に認知していただけるようブランディングを実践していきます。
おわりに
私たちJAYCEEは、様々なチャンスを前向きに捉えてそれを活かし、それぞれが目的意識を持って、 主体的かつ能動的にJC活動に邁進します。その活動の過程では自身の限界を感じることもあるでしょう。 しかしそれは自分が設定した限界であり、自分の思い込みでしかないのです。 私たちは、JC活動を通して「挑戦と成長のサイクル」を実践し、計り知れない可能性と内なる力を秘め ていることを感じ、それを最大限に引き出すことに挑戦します。 高き目標に向かって挑戦をした者だけが味わえる達成感、喜びや感動は、私たちの器を広げ、更なる飛躍への挑戦へと誘うでしょう。
私たちはJAYCEEとして、一人の市民として率先して学び行動し、自身が持つ内なる力や可能性を最大限に発揮し、 感動と成長を求めて生き生きと輝けるよう、日々挑戦していきます。











