大府 愛知 青年会議所 JC

理事長所信

所信

MAGOKORO 誠 ~すべては大府東浦のために~ 2009年度 大府青年会議所第5代理事長 日高 章

プロローグ

我々は、明るい豊かな社会の実現を目指す青年として、何を指針とし、どのような理念をもって行動すべきでしょうか。その志を、幕末激動の時代、命を賭して祖国のために活躍した青年たちの雄姿に、真実の志として感じることができます。幕末志士たちは維新に際し、日本を新しい時代にふさわしい平和で豊かな国へ変革させようという尊い志をもって、命を顧みず活動し、多くはその志と共に壮絶に散っていきました。現在の日本は、その散っていった多くの志の上に成り立っていると言っても過言ではありません。私たちはその志に敬意を払うとともに、その真実の志を学ぶべきなのです。生まれた郷土を心から愛し、そのために真に実を成さんとする志を。魂の底から郷土のことを想い、一途に活動し、それをやり遂げようとする志を。その志こそ、「誠(MAGOKORO)」なのです。

それでは青年会議所活動における「誠」とは、如何なるイメージでしょうか。時間と金をかけて見栄え良く振舞うことや、自由な発想で自己の思いを実現することではないと考えます。地域にとって真に実のあることを成すために、同志が相集い力を合せ、一つの尊い目的を総力で達する様が、青年会議所活動における「誠」の理念であると確信します。

本年度、大府青年会議所は創立35周年を迎えます。この周年の節目の年に、創立より受け継がれる勇猛果敢な精神文化をしっかりと踏襲し、それを集中的に大府東浦のために向けてまいります。そのために、従来の慣例的な活動で地域貢献に関与しないものを削減しつつ、青年会議所のための青年会議所活動を見直し、無益な組織力の消耗を縮小することで、効率的に組織力を地域貢献へと傾注させます。その上で、以下に示す七つの指針を基軸として、すべての事業を統一ベクトル上に総合プロデュースすることで、一貫性をもった活動を展開してまいります。それが、35周年の節目の年にふさわしい「誠」の青年会議所活動であると確信し、「すべては大府東浦のために」を旨に、全身全霊で尽くしてまいります。

一.「誠」のLOMに生まれ変わります ~大府東浦のために~

近年の大府青年会議所は、その活動模様について、内外から「勢いがある」と称されるほどエネルギッシュになってまいりました。その反面、例会をはじめとする各事業の出席状況が芳しくなく、勢いよく活動するメンバーとそうでないメンバーの格差が大きくなる傾向にあります。その根本の原因は各委員会の運営状況に起因するように感じられます。このような状況を打開するために、有効な委員会運営システムの導入を促しつつ、その組織力の向上を図り、各委員会が効率的にミッションを遂行できるように導いてまいります。

また、各委員会はミッションを具現化する過程において、少なからず時間的なロスを生じ、目標に対して遠回りをしているように見受けられます。本年度は、そのような委員会組織力の消耗を軽減することを目的として、各委員会に提示するミッションをより具体化し、理事会をはじめとするすべての会議をスリム化してまいります。すなわち、委員会の組織力をミッションの実効力へ100%変換させることで、LOM全体を同一ベクトル上の真に実のある活動へと促してまいります。

さらには、大府東浦広域で活動する青年会議所でありたいという意思表示をすることを目的として、LOMの名称変更も視野に、フレームワークの総合的な変革を推進してまいります。その一環として、公益法人格取得の可能性をも模索してまいります。

これらのLOM改革を実行することで、真に実を成すLOM、すなわち「誠」のLOMに生まれ変わります。

二.100人LOMを実現します ~大府東浦のために~

地域において、真に実のある活動を成すためには、充分な組織力が不可欠であります。それでは、充分な組織力とはどの程度が相当でしょうか。大府青年会議所が活動エリアとする大府市と東浦町では、その人口は合わせて13万人に上ります。同規模の地域人口を有する他の青年会議所に倣えば、100人規模のメンバーを有する組織力が妥当と言えます。しかしながら、近年の大府青年会議所は50人前後のメンバー数で推移しているのが現状であります。100人LOMを実現するためには、会員拡大システムをドラスティックに変革させる必要があると考えます。

本年度は、会員拡大を最高のパフォーマンスで達成させるために、二つの新規拡大方針を掲げます。一つ目の方針は、全メンバーが真剣に拡大に取り組めるような、一貫した拡大戦略の導入です。JC関係者からの紹介に依存するだけでなく、有効なブランディングと実効力のある戦略が必要なのです。そこで、本年度は、拡大の環境を改善することを目的として、多くの活動が拡大につながるように設えながら、LOMのブランド力の向上を図ります。また、会員拡大特別プロジェクトを樹立し、理事長自らがその先頭を切って拡大に取り組むことで、メンバーの奮起を促してまいります。

二つ目の方針は、東浦町における活動力の増強であります。東浦町における行政、企業、住民のみなさまからご協力を賜りながら、東浦町内での活動の機会を増やし、先ずは東浦町のみなさまにも、より一層、受け入れられるような青年会議所に変わることが肝要でありましょう。結果として、東浦町にとっても真に実のある活動を成し得るようになり、延いては、東浦町出身のメンバーが増加していくことを期待します。

これら二つの方針のもとでLOMの総力を挙げて拡大に取り組み、しかも35周年記念事業の一つとして拡大事業を位置付けることで、100人LOMを本気で目指してまいります。

三.大府東浦は一つと考えます ~大府東浦のために~

大府市と東浦町は、隣接しているということだけでなく、産業面においても行政面においても相互の関係はきわめて密接であります。さらには、様々な点で似た地域特性を有し、巨峰の名産地であることと、健康都市を宣言することで共通しています。そのような背景から、巨峰色が大府青年会議所のイメージカラーになっているのは周知の通りです。このような共通点の多い隣接地域ですが、その大府市と東浦町の双方をエリアとする地域貢献を目的とした団体は、大府青年会議所の他には存在しません。その存在意義を充分に理解すれば、大府東浦のために我々の成すべきこと、真に実のある活動が見えてきます。そこで本年度は、地域特性としての大府東浦は一つの地域と考え、大府青年会議所が考える新たな広域まちづくりプランを策定します。

これらの理念の具現化の場として、35周年記念事業の一つと位置付ける大府東浦特別事業を開催し、大府東浦のみなさまに広く発信してまいります。

四.新たな広域まちづくりに取り組みます ~大府東浦のために~

まちづくり事業とは、そのクオリティーが高い上に、大府青年会議所の活動として地域に歓迎される場合に、純粋に継続が望まれるものであると考えます。つまり、地域において大府青年会議所の活動として認められ、期待されるものでない限り、継続の必要性が揺らいでしまいます。そのような観点で大府市民会議推進協議会(市推協)に対する大府青年会議所の取り組みに目を向けると、厳しい判断に迫られます。市推協創設以来、大府青年会議所はその事務局を担いながら、事業の企画から運営に至るまでを担当し、事実上、大府青年会議所の事業に相当する活動として取り組んでまいりました。しかし、それは当然ながら市推協の事業として認知されています。このような名と実の異なる現状は改善していくべきでしょう。よって、市推協における中心的役割について、本年度より段階的に他の本来担うべき組織へと移譲させていただきながら、その組織力を大府青年会議所の真に実のある活動に向けていきたいと考えます。

一方、同じような観点で、大府市におけるつつじまつりと産業文化まつり、東浦町における産業まつりに目を向ければ、いずれも多くの地域住民が集うにぎやかな「まつり」であり、地域貢献とブランディングを果たす最高の機会と言えるでしょう。広域まちづくりを提唱する本年度は、これらの「まつり」に積極的に参画させていただきながら、そのステージを有効に活用し、広域まちづくりプランを具現化して発信していく機会としてまいります。

このように、まちづくりを目的とした継続事業については、確固たる信念と目的をもって取捨選択をしながら、大府青年会議所の地域貢献として、真に実のある活動に特化して、広域まちづくりを実践してまいります。

五.輝ける青少年事業を実現します ~大府東浦のために~

近年の大府青年会議所の最大の特徴として挙げられるのが、毎年メイン事業として扱われながら大規模に開催される青少年事業の数々です。それらは青年会議所ならではの着眼点と構想力で類稀な設えをもって実現される上に、多くのメディアを通じて大々的に発信されることが多いため、大府青年会議所の「勢い」の象徴的存在にもなっています。それに携わるメンバーにとっても、日常では経験できないようなワクワク感が得られる事業の数々であり、幾年後にも鮮明に思い起こされるような自慢の思い出となっています。本年度も、そのような輝ける青少年事業をメイン事業と位置付け、しかも35周年記念事業の一つとして、大々的に企画立案し、最大の力点を置いて取り組んでまいります。具体的には、地域のみなさまや子どもたちにも参画していただきながら「地育」「共育」を実践しつつ、大府東浦の郷土の魅力を発信することができる本格的な映画の創出を目指します。

映画という表現を通じて、多くの方々に大府東浦の魅力を感じていただくことで、大府東浦の郷土愛をより一層育んでまいります。そして、このような取り組みが、大府東浦のために真に実を成す活動として、大府青年会議所の新たな象徴的存在になるように導いてまいります。

六.JCスクールを開校します ~大府東浦のために~

大府青年会議所では、毎年、多くのすばらしい勉強会が開催されています。それらは、受講するたびに我々に大きな衝撃を与え、充分な成長を促してくれます。ただ残念なのは、参加者数が少ないことです。しかも、本来受講することが望ましい若手メンバーの出席が著しく少ないのが現状です。そこで、本年度からは発想を大きく転回し、地域の同年代の方々を対象とした勉強会、「JCスクール」を開校します。地域の青年のみなさまに、我々と同じような「勉強」の機会を提供させていただき、その結果として、地域に受け入れられるような青年会議所となることを助成し、延いては、参加していただいた方々に入会の誘いをする機会にしたいと考えます。すなわち、地域貢献とブランディングと会員拡大の三つを目的として、新たなるスタイルでの勉強会を開催します。新入会員の研修も兼ねるようにして、入会3年未満のメンバーもメインターゲットとすることで、若手メンバーと一般参加者との交流も促します。

このような事業は、継続性をもって地域に働きかけ、継続的に地域に根付くことで、LOMのブランド力の礎としていくのが望ましいでしょう。先ずは本年度でその効果のほどを実践せしめ、内外から自然に継続を望まれる事業となるように、渾身の力を込めて取り組んでまいります。本年度からは、勉強会が姿を変えて、「JCスクール」という新たなブランドで、地域とLOMに多くの効果をもたらす起爆剤となるように、一貫した事業に派生させてまいります。

七.OMOIYARIの心を育みます ~大府東浦のために~

日本の伝統的な道徳文化である「思いやり」は、世界中で繰り広げられる紛争や摩擦を根本から解決に導くことが期待される観念として、脚光をあびつつあります。その道徳文化を世界中へ伝播していこうと、数年前より日本青年会議所の主導でOMOIYARI運動が展開され始めました。大府青年会議所においても思いやりについて、様々な角度でその検証をしてまいりましたが、いよいよ、本格的にその運動を推進する時期に入ったのではないでしょうか。そこで、本年度は思いやりの理念をいくつかの事業に反映させて、まずはLOMにおける道徳文化を醸成してまいります。とりわけ、対内的な活動については、青年会議所のための青年会議所活動に終始するのではなく、その要素を色濃く注ぎ込み、LOMの道徳力の復興を目指します。さらに、親睦や交流を目的とした事業については、企画や設えに凝るのではなく、相手の立場に立って思いやることを念頭に立案してまいります。そうすることで、大府青年会議所が思いやりあふれるLOMへと昇華していくことを切望します。

また、OMOIYARI運動の象徴的な活動として、福祉を意識した活動を取り入れてまいります。我々にできることは何かを真剣に考え、それを実践し、本当の意味で、明るい豊かな社会の実現を目指す団体となるように導いてまいります。

これらのOMOIYARI運動によって、道徳文化を備えたメンバーが大府東浦において真に実を成すことができるよう、LOMの風土を転化させてまいります。

エピローグ

創立35周年の輝ける節目の年に、ここに掲げた七つの行動指針を力強く唱えながら、大府青年会議所の総力をあげて、真に実のある活動、すなわち「誠」の志を大府東浦のために尽くしてまいります。また、その活動スタイルが今後の大府青年会議所の新たなる伝統となっていくことを期待します。そうすることがすべて、我々が心から愛してやまぬこの地域、大府東浦のためになると確信し、大府魂・東浦魂を感奮しつつ、我々の成すべき使命を完遂します。

おもしろきこともなき世をおもしろく ~高杉晋作 辞世~

いざ成さん 郷土を愛してやまぬ同志たち今こそ 郷土のために尽くすとき真実の志「誠」をもって実を成すすべてはこの地域のために!すべては大府東浦のために!

大府東浦郷土映画製作 ~ひと、まち未来をつなぐ郷土の愛~

郷土の風

ホーム | リンク | リンクについて | お問い合わせ
copyright (C) 2009 obu Junior Chamber Intarnational OBU. All Right Reserved.