大府青年会議所2016

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木村理事長所信

0339 木村兼一郎

「紬 TUMUGI」
~今こそひとつに JAYCEEプライド~

大府青年会議所 第42代理事長
木村兼一郎

はじめに

1975年日本青年会議所より599番目のLOMとして認証されてから42年の年月が経とうとしています。これもひとえに、長い間弛まぬ努力と気概で青年会議所運動を築きあげてこられた先輩諸兄と、活動エリアである大府市、東浦町の皆さまの大きなご支援の賜物であると、深く敬意と感謝を申し上げます。創立から36年後の2011年、先輩に誘われ私は大府青年会議という学び舎の門を叩き入会しました。明るい豊かな社会の実現の理念のもと、「修練・奉仕・友情」を信条とし、メンバーと叱咤激励、切磋琢磨をしながら様々な事業を展開してまいりました。その情熱を受け継ぐ私たちは、さらにこの運動を未来へとつなげるためには、今一度、歴史と伝統を重んじ、まず私たち一人ひとりがまちのために何をすべきか。人のために何をすべきか。JAYCEEとしてのプライドを持ち、点から線、線から円、円から面へと今こそひとつにつむぎ合い、太い生糸を紡ぎ合わせ、郷土のために明るく、楽しく、元気に活動してまいります。これこそが、私たちの目指す「明るい豊かな社会の実現」につながっていくと確信します。

会員拡大なくして青年会議所運動なし

青年会議所は人で組立てられ成り立つ団体です。その為には会員拡大が最重要課題になってきます。全国的にも会員数が減少の中、組織の運営や事業実施の際にも苦難をしいられているLOMが増加している現状であります。大府青年会議所でも会員数の減少を考えると、過去数年の拡大意識の欠如も否定できません。入会をしても退会、休会というメンバーがいる中、それを打破するためには、メンバーを増やすのはもちろんの事、お互いに声を掛け合い、積極的に誘い、しっかりとフォローしていく事が会員の増強につながると確信します。
また、多くの仲間と青年会議所運動に取り組むためには、苦楽を共にすることで友情が生まれ、一人でも多くのメンバーと感動を分かち合うためには、メンバー一人ひとりが常に会員拡大に対しても危機感の意識を持ち仲間を増やすことが最低限の責務であると考えます。さらには、青年会議所という存在価値を高め、こんなに素晴らしい団体をもっともっと正会員に胸を張って売り込んでいただきたい。このような時代だからこそ、私たち自身がしっかりと自身のJC運動に胸を張り伝えていくことが大切です。
青年会議所では40歳までと限られた時間の中で縁が人の価値を高め、人を惹きつけ、知人から仲間となり、委員会活動や毎月の例会、事業など自ら積極的に参加することにより、かけがえのない友情や素晴らしい想い出を沢山つくり、自分の財産として得ることのできる団体だと身を以て断言できます。自分自身を成長させてくれる環境に身を置き自己修練し、何よりもJCを楽しむ。青年会議所で信頼のおける組織の一員として活躍してくれることを切に希望します。今こそ大府JAYCEE同志の糸をつむぎ、この現状を現役メンバーが乗り越えた時、大府青年会議所がこれからの未来へより発展できると確信します。

第49回愛知ブロック大会 大府大会 主管LOMとして

本年度、大府青年会議所は18年ぶりに「第49回愛知ブロック大会 大府大会」として主管LOMを担わせていただきます。県内各地から多くの同志が相集い、愛知ブロック大会の意義をしっかりと心に刻み、交流・親睦を深めていただき、実り多い大会実現に向けて努めてまいります。その為には、活動エリアである大府市・東浦町、そして大府JCらしさという地域の魅力を最大限に発信するように設え、愛知ブロック協議会または副主管LOMにご支援をいただき、大府魂から県下32LOMの魂の糸をつむぎ、活気にあふれ、元気に満ちあふれた思い出に残る大会を構築してまいります。
また、地域の皆様にとって、このまちの未来に向けて有意義な機会の場にすると同時に、青年会議所運動に関しても一層の認識を深めていただき、これからの新たな事業展開のきっかけにしてまいります。

地域から期待されるまちづくり

大府青年会議所は、まちづくり運動をする中で様々な事業を通じて地域の方々に我々の想いを伝え続けてきました。青年会議所が行うまちづくり運動とは、地域の未来の為に行うものである事を確りと認識し、「させていただいている」という感謝の心と「地域とのつながり」を念頭においた上で、その感謝の気持ちをもって地域の人に伝えていく事ではないのでしょうか。地域の様々な事業を展開して行く上で大切なのは、地域のニーズをくみ取り、多くの人々を巻き込んで、地域から愛される事業を創り上げ、まちを盛り上げていくという点です。そこで本年度は行政や各諸団体と、まちづくりに対する情報や意見を確りと交換し、地域の運動として協働した取り組みを実践し、「このまちに住んでいてよかった。」「このまちにずっと住んでいたい。」「このまちに住みたい。」という地域とのつながりを大切にした継続できる社会開発運動を展開してまいります。また、その運動とは今を生きる大人たちのためだけでなく、未来のまちを担う子どもたちのためにも必要なことだと考えます。これこそ大府東浦の明るい未来につながっていくと確信します。

JAYCEEとしての知識と経験を積むために

私たちは、地域の活動はもとより、愛知ブロック協議会、東海地区協議会、日本青年会議所などに出向し多くの気づきや学びを得られ、自分が成長できるステージがあります。本年度も多くのメンバーが出向することで得られる素晴らしい経験、気づき、学びを積み上げる機会を積極的に提供してまいります。その日頃から行っている運動がメンバーの資質向上、そしてLOMとしての増強につながると確信します。そのために、出向メンバーがそれぞれのステージで十分な力を発揮し活躍できるよう、精一杯の支援をしてまいります。
また、そのような出向メンバーで創り上げる各種事業、大会にLOMメンバー全員が積極的に参加することで得られる知識と経験は、青年会議所活動を体感する上でも、地域から認められるJAYCEEとしての視野を広げる意味でも貴重な機会です。積極的に各種事業、大会に参加し会員の更なる結束力の向上に向けた渉外交流事業を行ってまいります。

LOMの根幹として

本当に強い組織には、守るべき規律があり、誇り高い伝統があります。大府青年会議所はこの規律と伝統を守りながら、個々の魅力を充分に発揮する土壌が脈々と引き継がれてきました。本年度はそれを更に再認識し、先輩諸兄が築き上げてこられた大切な伝統を継承してまいります。そして、未来へと託していくために、JAYCEEとしてのプライドを持ち、規律ある組織運営を継続してまいります。それが組織の発展にもつながり、大府青年会議所という組織の新たな一歩になると考えます。
また、本年度は知多5JC連絡協議会の事務局を担う事もあり、全ての会が迅速かつ円滑に進むよう導いてまいります。

最後に

「人は一人では生きていけない」と言われます。人は社会を構成して生活する生き物であり、私たちが生きていく上で、社会との関わりは決して避けて通ることはできません。そして私たち人間の社会は、お互いが助け合うことにより成り立っています。青年会議所でも同じです。メンバーがお互いの想いの糸をつむぎ合わせ、関わりを持ちながら、よりよい組織、よりよい運動、よりよい社会環境を創っていく。これこそが我々青年会議所が目指す「明るい豊かな社会の実現」につながっていくに違いありません。この大府東浦をより良い地域にするには、誰よりもこの地域を愛し、この地域の未来を熱く語ることができる私たち大府青年会議所メンバーが、自覚を持ち率先して行動を起こしていかなければなりません。私たち一人ひとりが、「明るい豊かな社会」を創る一員であるからこそ、私たちは常に自己修練や地域奉仕に励みながら、この郷土をよりよい方向へと導いていくという気概を忘れてはいけません。大府JAYCEEプライドをもって今こそひとつになり、新たな未来を創造することに邁進してまいります。すべては愛する郷土のために。

共につむぎ合おう、同志のために。
共につむぎ合おう、新たな未来を創造して。
紬~今こそひとつに JAYCEEプライド~