所信

 一昨年から続くコロナ禍により、社会は急変し、それと共に人々の価値観は大きく変化しました。このような時代だからこそ、我々は、日本人として大切にすべきものを基本としつつ、継続すべきことと変化させるべきことを見極め、時代に即した形に大胆に変化させることで、現状維持ではなく常に前進し、成長し続ける必要があります。

そこで、メンバーには、まず自身の型となるべき土台を築いていただき、結果に至るまでの過程を意識し、「なぜ・何のために」という思考を繰り返すことで己を磨いていただきます。また、人は自分の関心があることは率先して学び、その先の目標に向かって積極的に行動することができます。そのため、JCでの学びを自らの関心事と関連付けて提供することで、自発的な行動を惹き起こす内発的動機を高めることができるよう導いてまいります。能動的な学びは多くの楽しさや喜びを生み出し、それを個々のやりがいや地域貢献へとつなげることで、メンバー1人1人が地域に必要とされる人財へ成長できると確信します。

会員拡大では、組織としてやるべきことは継続し、時勢や対象者の特性に合わせた方法を常に模索する必要があります。メンバーに対して、各々の担いに応じた適切な役割分担をすることで、拡大の一端を担っているという自覚が持てるよう導いてまいります。また、対象者が入会前に抱える不安を取り除くために、多様な交流機会の提供及び、JC活動を体験するマッチング制度の導入により、情報の透明性を確保し、入会後の定着率増加と積極的な活動を促してまいります。

さらに、広報では、対象者にとって必要とされる情報や活動情報の発信を中心に、この地域へどのように貢献しているのかを知っていただくことが、未来の同志の拡大につながる取り組みだと確信します。

私は、副理事長として、人財育成と会員拡大の両輪を確りと回し、楽しく、そして一つでも多くの幸せにつながる運動を展開できるよう1年間精進してまいります。