大府青年会議所2015

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坂野理事長所信

0297坂野治郎

「未来を描き明日を創ろう」
~無限の可能性を信じて~

大府青年会議所 第41代理事長
坂野 治郎

はじめに

幼少の頃、大府青年会議所が主催している大倉公園つつじまつりへ行き、「親子写生大会」という企画に父親と一緒に参加した事を今でも鮮明に覚えています。そして、絵心があったわけではありませんが、見事に受賞して表彰式で賞状を頂く事ができました。その書いた絵とは、満開に咲くつつじの花を背景に、同じように絵を書く父親の背中でした。
時は経ち、何の取り柄も無かった普通の少年が、こうして大府青年会議所に入会する事になったのは、思い出深いつつじまつりから大きな自信を頂いたからです。そして、入会して様々な事業に携わって来たからこそ解る、一つひとつの事業に対する先輩たちの熱い想いと、それを成し得るまでの並々ならぬ決意と覚悟に、心から感謝と敬意を表します。
私たちは昨年、これまで40年間お世話になった大府市と東浦町の皆様に感謝を伝えるため、大府青年会議所の創立40周年記念事業として「おおぶ ひがしうら 夏祭り!inウェルネスバレー」を開催しました。40周年という節目の年に新たな事業へチャレンジ出来た事は、大府青年会議所にとって今後のまちづくり運動をする上で、大きな転換期であったと確信しています。ご来場頂いた皆様が楽しそうにしている姿は、私たちがこの地域で活動していく上で、最も忘れてはいけない光景ではないのでしょうか。地域からの期待に応えるためにも、今この時を最大のチャンスとして捉え、会員一人ひとりが更なる成長と、組織全体が飛躍できる年となるよう、これからの地域を担う若きリーダーを育成する団体として、大府市と東浦町のまちづくり運動に弛まぬ努力をすることを誓います。

いつの時代も地域から信頼される組織であるために

私たち大府青年会議所は、活動理念である明るい豊かな社会を実現するために、地域の様々な問題に取り組む「社会開発(CD)」と、実現する為に必要な強いリーダーシップを発揮できる人材を育成する「指導力開発(LD)」を学ぶ組織です。大府青年会議所においても、創立から様々な事業に取り組み、その時代にあった形へと変化しながら社会開発と指導力開発に取り組んできました。これまで先人たちが築き上げてきたすべての事柄には必ず行う意味がある事を理解し、その本質をしっかりと見極めた上で次代を担う青年として誇りあるまちづくりに取り組み、輝きあるひとづくりを目指して、地域から信頼される組織作りに取り組みます。

100人LOMを実現するために

今の大府青年会議所において最も重要視しなければならない事は会員拡大と言えるでしょう。それは、ここ数年で会員の約半数近くが卒業して行く現状があるからです。一昨年、昨年と、この状況を打破すべく、会員拡大に真剣に取り組みなんとか会員数の減少を食い止めている状況ですが、結果として組織を運営していく為に必要な人材を育てきれていない現実もあります。100人LOMを実現するためにも、一人ひとりがその重要性をしっかりと認識し、青年会議所運動の原点に回帰して、何のために活動している団体なのかをしっかりと考えていく事が必要でしょう。地域から必要とされる団体となる為に、組織運営の根本的な拡充を図ると共に、どの様なまちづくりを目指すのか、その運動を起こすにはどれ位の仲間が必要なのか、将来へのビジョンをしっかりと持ちながら、青年としての英知と勇気と情熱を持って会員拡大活動に取り組んで参ります。

当たり前の事が出来るLOMにするために

地域の青年経済人として最も当たり前の事は「約束」を守る事ではないでしょうか。当たり前に出来る事を当たり前にする。一言でいえば簡単な事ですが、青年会議所の活動においても、総会や例会、そして委員会へ出席する事だけではなく、沢山の約束が守られる事から組織の運営が成り立っています。人のために尽くす団体だからこそ、やさしくあるために強くありたい、自らに厳しく、他を思いやるやさしさに溢れた、心の強さを感じられる事務局の運営に努めて参ります。

大府JCのブランド力を高めるために

大府青年会議所のブランド力を高めていく為には、常日頃から情報を発信し続けて行く事が、今の情報社会において必要不可欠な事と言えるでしょう。私たちがどんなに素晴らしい事業を行っても、知る手段がなければその効果は薄らいでしまいます。逆を言えば、的確な発信を行う事で、私たちの運動の効果を2倍にも3倍にも高める事が出来るのです。地域社会との繋がりをより一層深める為にも、様々な情報を収集した上で、一人でも多くの方々に事業の取り組みを知って頂き、参加意識が芽生える広報活動を行って参ります。

いつも元気な大府JCであるために

大府青年会議所がどんなに素晴らしい事業を行っていても、どんなに素晴らし仲間がいっぱいいても、私たち自身が笑顔で楽しく取り組んでいなければ、地域の皆様に対して活動の理念や、事業への想いは決して伝わらないでしょう。普段仕事をしながら青年会議所の活動を行っていく事は、決して楽な事ではありません。そういう時だからこそ、多くの仲間と共に助け合い、他を思いやる心や、友情を育む事の出来る環境作りが必要なのです。その為にも、会員同士や先輩達との交流、地域の諸団体の方々との交流を通じて、地域との結束力を高め、地域の方々に笑顔を届ける事が出来る渉外活動に取り組んで参ります。

地域に誇れるJAYCEEであるために

会員数を増やす為には、卒業する会員数より新入会員の数を多くする事、そして退会者を出さない事でしょう。では、会員を増やす為に効率的な方法や、効果的な手法を用いれば、手放しに増加するかと言えば、必ずしもそうではありません。それは、人は必ず人の成をみて入会するのかを決めるからです。だからこそ、この地域に住まう多くの青年たちに、青年会議所の活動を理解して頂く為には、私たち自身が魅力ある人材であり続ける必要があるのです。そして、それに余る魅力的な事業がこの大府青年会議所にあるならば、必ず共に活動してくれるはずです。「明るい豊かな社会の実現」を目指す組織であるならば、まずは地域から認められる品格と、恥じることのない行動をとる事が出来る、ひとづくり運動を行っていかなければなりません。また、社業においても同様に情熱を注ぎ込む「心技体」を高める事が大事であります。地域から一目置かれるような存在である事が、新たな会員の拡大に必ず繋がる事でしょう。自らの襟を正し、自らの活動に誇りと自信を持てる指導力開発事業に取り組んで参ります。

真のまちづくり運動を実現するために

私たちが目指すまちづくりとは、地域社会が抱える様々な問題点を一つひとつ紐解き、青年らしい発想と地域に対する深い愛情で、事業を通じて社会の変革を実現する為に、地域全体の取り組みへと昇華させていく事が真に目指すべく運動であります。大府市と東浦町をいったいどの様なまちにしたいのか、「大府青年会議所ビジョン2018」を踏まえた上ですべての会員が描くが未来をより鮮明な物とし、より魅力的な活動を模索していく必要があります。また、大府青年会議所の伝統でもある青少年健全育成事業は、目指すまちづくり運動の一つと言えるでしょう。子どもたちが未来に向かって夢を描き、希望の持てる平和で住みよいまちにするために、郷土を愛する心を育む社会開発事業として取り組んで参ります。

地域の繋がり役を担う組織となるために

私たちは長年、活動エリアを大府市と東浦町としながらも、広域としてとらえたまちづくりが行えてはいませんでした。その結果は、会員拡大活動の成果にも如実に表れています。私たちは、両市町を今よりもずっと魅力的なまちにしていく為に、様々な取り組みを模索していく必要があります。その中でも、昨年開催された40周年記念事業は、その目的を達成する為の方法として一つのモデルケースになりました。今後も、大府青年会議所が両市町の繋がり役として牽引し、「おおぶ ひがしうら 夏祭り」をより地域全体を巻き込んだ事業として継続出来るよう取り組んで参ります。
また、大府市で長年事務局を担っている大府市民会議推進協議会も、昨年度にて35周年という節目の年を迎え、創立より大府市の各種団体との繋がり役を担ってきた大府青年会議所としても、今後の活動に対する方向性を確りと考えていかなければならない時でしょう。
様々な問題がある中で、自らの強い覚悟と責任をもって事務局の運営に努めてまいります。

終わりに

青年会議所に入るきっかけは人それぞれあるでしょう。地域に貢献したい。仲間を増やしたい。自分自身を成長させたい。または会社を成長させたいなど。どれが正解とかではなく、青年会議所には、すべての想いを叶えることの出来る場所があるのです。
だからこそ夢を描こう、一人ひとりが思い描く希望に満ち溢れた未来のキャンバスに。
そして光り輝く明日を創ろう、未来への希望となる子どもたちのために。
自らの無限の可能性を信じて。

「未来を描き明日を創ろう ~無限の可能性を信じて~」